【9】子どもの力を信じて
先日、卒業生のお母様に偶然お会いしました。
その子は、1歳の時からヘーグルに通ってきていました。
小6までヘーグルの本科とMEPに通い続け、私立の難関中学校に進学しました。
その子は当時、国語が大嫌いでした。
ある日の国語の授業中、記述の問題をやっている最中、突然泣き出しました。
「いやだよ~。書きたくないよ」と言うのです。
「そんなこと言わないで、少しでも書いてみなよ」と言っても
「いやだ!」と言って一文字も書きません。
こちらも無理矢理書かせようとはせず、少し見守ってあげることにしました。
「わかった。書きたくなったら、少しでもいいから書いてごらん。おうちでまたやってごらん」と言って帰しました。
算数は非常に得意で、かなりの難問も解けるのに、国語が嫌いなのです。
誰にでも得手、不得手はあります。
どの科目もパーフェクトという子は、滅多にいません。
親としては、できない科目があるとどうしても気になります。
「この科目さえ克服すれば、もっと良くなるのに」と、思ってしまいます。
不得意科目を克服することは、大切なことです。
できる限り、様々な方法で働きかけをして、少しでも苦手意識から脱出する方法を試みなければなりません。
でも、あまりに不得意科目の克服ばかりに集中しては、いけないと思います。
さらに苦手意識が大きくなるようでは逆効果です。
少し放って置くくらいの、気持ちの余裕が欲しいところです。
その子も、高校1年生になりました。
今は塾にも通わず、自己管理をしながら自分で勉強をしています。
小学生の頃に身につけた速読の力も使いながら、楽しく学校生活をエンジョイしているようです。
本を読むのが好きで、小学生の頃は大量の本を読んでいました。
それが大きく効を奏したのか、先日、論文懸賞に見事入選したそうです。
小学生の時に苦手だった国語の力が、見事に開花したのです。
それを聞いて、私もとてもうれしくなりました。
お母様がおっしゃっていた言葉がとても印象的でした。
「この子は、自分で考えながらやっているというのがよくわかります。やる時にはやるし、やれるという自信があるようです。この子と話をすると、こんなことまで知っているのかと、驚くこともあります。親の欲目かもしれませんが、いろいろな意味で育っているなあ、と実感できます。だから、親としては、一歩引きながら安心して見ていてやれます。」と。
小学生までのうちに、子どもに“本当の力”をつけてやり、“様々な種をまき”、中学生以降は、子どもが自立していくのを暖かく見守ってあげるというのが、一つの理想型でしょう。
お母様の笑顔が、今でも目に焼き付いています。
Ruiko.H
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コメント
コメントありがとうございます。
子どもの力ってすごいですね。本当に、感動の日々です。
通りすがりとのことですが、また寄り道してください。
投稿: Hirotada.H | 2008年12月 2日 (火曜日) 午後 11時33分
通りすがりですが、小学生で速読を身につけるとはすごいですね。
うちの子供にも速読を覚えさせたいものです。
投稿: 子育て支援ブログ | 2008年12月 1日 (月曜日) 午後 09時18分