第70回 思いやり格差社会
「格差社会」という言葉が使われ始めて、もう久しくなります。
聞き始めの頃は、「本当にそうなるの?」と疑問をもつほどでしたが、今では「本当にそうなんだな」という実感がわいて来る今日この頃です。
これは経済的な格差について言われることが多いのですが、実は、心にも格差が広がっているようです。
例えば、今の若者たちを見てもわかります。
ホームレスの人たちを襲撃したり、無差別に人に暴力をふるって金を奪ったりする若者がいる一方で、仕事も住まいも失った人々のための炊き出しのボランティアに参加する若者もいます。つまり、意識の上でも、大きな格差ができてきているのです。
最近アメリカは、「グリーン・ニューディール政策」を打ち出し、環境問題に対する考えを180度転換しています。今までは、環境問題に対してコストと考えていたものを、ビッグ・ビジネスチャンスとしてとらえるようになったのです。
こうなってくると、国全体、州全体が有機的に動いていかなければならず、どうしても協調と調和が必要となってきます。一企業が単独で動いてもどうにもならないからです。
例えば、電気の有効活用法についても各家庭がソーラーシステムで電気を生み出し、余剰の電気が生じた場合は、お互いが売り買いをするといった具合です。
一昔前、家で醤油が足りなくなったときに隣の家に借りに行くといった、よき時代がありましたが、そのような相互互助の形がこれからの地球を支えていくことになるのかもしれません。
これからの時代を生きていく子どもたちを、是非「思いやり格差の勝ち組」に育てていきましょう。
そうすることが、親自身が年老いたときに一番の喜びとなって返ってくることでしょう。
Hirotada.H
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