★ルイコ先生の授業手記

2009年4月17日 (金曜日)

【13】7時間45分で英単語1239語完全記憶!

4月12日(日)に、「第7回PAD潜在能力開発高速学習記憶実践講座」が開講されました。

今回は、23名の参加で、中1の男の子が、7時間45分で、1239語の英単語を完全記憶しました。この子は、小学生時代に英検3級をとっていたので、英単語を覚えるのは初めてではありませんでしたが、ずいぶん忘れてしまったということで、思ったより楽ではなかったと言っていました。

また、小6の女の子は、四谷大塚の「四科のまとめ社会基礎編」を記憶達成しました。
ここに、数名の感想文を載せます。0904171

 

 

 

 

 

 
pencil すごく楽しい一日でした。家で予習してきた理科の水溶液を午前中に終わらせました。
昼食後のPADを終えた後、記憶が苦手な理科をやったら、コップの中に水を入れるように入ってきました。記憶している途中にやっと「勉強スイッチ」が入りました。そして、「来た!」と思い、スピードが上がりました。
終わった後も、頭がすっきりしていたので、すごくびっくりしました。
これからは、「まとめと完成」と「四科のまとめ基本編・発展編」を繰り返しやって、きちんと定着させたいです。

pencil 今日は、前回の高速実践よりも楽しくできたし、前よりも合格が多くもらえました。
PADをやった後は、社会の覚えるスピードが倍以上になりました。ほとんどが1回で覚えることができるようになりました。

pencil 高速学習に出て、前回の高速学習よりもテストを解く時間と間違いの数が減ったし、クリアしたテストの枚数が増えた。今回も、やはり目訓をした後にテストをやると断然違ったので、目訓の効果はすごいと思った。

0904172

 

 

 

 

 

 

 Ruiko.H

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月 9日 (金曜日)

【12】かわいい訪問者

昨年の12月初旬、庭師を呼んで庭木の手入れをしました。
家の窓を全開にして、皆で昼食をとっていると、いきなり“バタバタ”という音がして、小鳥が1羽、家の中に迷い込んできました。

なすすべもなく見守っているだけの私たちの目の前で、小鳥は慌てて外に逃げようと、何度も窓ガラスにぶつかってしまい、“ドタッ”と落ちて、床にうずくまってしまっていました。090109
ご覧の通り、足を投げ出すような形になって動きません。

「かわいそうに…。この小鳥も、死に場所を探しにきたのかなあ?」真っ先に出たのは、こんな言葉でした。

それは、以前に、庭で死んでいる小鳥を見つけた日のことを思い出したからです。
その日は一日気分が晴れず、お世話になっている気学の村山先生に話をすると、
「逸見さん、死ぬときはどういう所で死にたい?」
「どこか安心できるところで死にたいですね。」
「そうでしょ。小鳥も同じだよ。逸見さんのところは、小鳥にとって安心できる場所なんじゃない?」と言われて、納得していました。

我が家が安心できる場所なのだとしても、目の前で弱っていく命を黙って見ているわけにはいかず、なんとか助けたいという一心で、小鳥が元気になるようイメージしました。
するとその思いが通じたのか、10分くらい経って小鳥がしゃんと立ち上がったのです。090109_2
それから間もなく、南の空に一気に飛び立っていきました。
これには、そばで見ていた庭師さんたちもびっくりしていました。

年が明けた頃から、庭にやってくる小鳥たちの数が一段と増え、一昨日も、庭の小さな噴水で数羽が水浴びをしていました。
微笑ましい光景に、私たちも心を癒されています。
 

 Ruiko.H

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月25日 (木曜日)

【11】Jリーガーと一緒に

先日12月20日(土)に、Jリーグで活躍中の中野洋司選手がヘーグル立川本部校を訪れ、小学部の右脳開発の授業を一緒に受けました。

授業後、生徒達との対話が行われ、「僕は、絶対プロのサッカー選手になりたいと思っていたから、毎晩寝る前に、自分はプロのサッカー選手だ!と10回声に出して言っていました。」と自らの体験を披露し、夢を実現させるぞ!という、強い思いを語ってくれました。

081225_2  081225_4

サッカーをやっている小・中学生は、試合中にも右脳のひらめきを活かしてプレイしています。中野選手はそんな子どもたちの話を興味津々で聞いていました。
中野選手もイメージトレーニングをやっているそうで、ヘーグルのトレーニングも少しずつ取り入れているそうです。

最後に、サイン入りカードをいただき、一人一人握手をしてもらって、今日の授業は終了となりました。
これからサッカー選手を目指す子どもたちへの、大きなクリスマスプレゼントとなりました。

081225_3  081225_5

081225_6

 Ruiko.H

  

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月23日 (火曜日)

【10】高速学習で目標達成!

今年度最後の高速学習マスター 記憶実践 特別講座が、12月7日(日)に実施されました。081223
参加者は小学5年生から高校3年生までと幅広い年齢で、遠方からの生徒も含め、総勢21名が受講しました。

始めて参加した中学3年生の生徒は、なんと1日で2739語を覚えるという前代未聞の高い目標を立てました。スペルも正確に覚え、90%以上正解しないと次に進級できないので、これはかなり難しい目標です。
はじめは、速いペースでこなしていきましたが、中間地点である1239語を達成したときに、集中力が切れてしまったようです。今回は、1239語達成で終了しました。

また、小6の子も、夏からがんばって四谷大塚の「四科のまとめ」理・社の基礎編をすべて終了しました。地道にきちんとマイペースで終え、記憶力がアップしていくのを実感しながら、とてもよい笑顔で達成することができました。

また、大学を受験する高3の生徒は、英単語のデーターベース4500をすべて終えました。当然覚えている単語はたくさんありましたが、
「短時間で一気に覚え直したことにより、頭の中が整理されて、記憶の回路がバージョンアップしたみたいだ」と言っていました。
自分の能力を上げながら受験を迎えるというのは、特に嬉しいようです。

学習塾にも通っている子は、「ここへ来ると、頭がスッキリするのでたくさん覚えられるし疲れない」と言っていました。

受験まであとわずか。自分にとって最大限の実力が入試当日に発揮できるように、体調管理も十分しながらがんばってくださいね。081223_4 

 

 

 Ruiko.H

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 1日 (月曜日)

【9】子どもの力を信じて

先日、卒業生のお母様に偶然お会いしました。
その子は、1歳の時からヘーグルに通ってきていました。
小6までヘーグルの本科とMEPに通い続け、私立の難関中学校に進学しました。

その子は当時、国語が大嫌いでした。
ある日の国語の授業中、記述の問題をやっている最中、突然泣き出しました。
「いやだよ~。書きたくないよ」と言うのです。
「そんなこと言わないで、少しでも書いてみなよ」と言っても
「いやだ!」と言って一文字も書きません。

こちらも無理矢理書かせようとはせず、少し見守ってあげることにしました。
「わかった。書きたくなったら、少しでもいいから書いてごらん。おうちでまたやってごらん」と言って帰しました。

算数は非常に得意で、かなりの難問も解けるのに、国語が嫌いなのです。
誰にでも得手、不得手はあります。
どの科目もパーフェクトという子は、滅多にいません。

親としては、できない科目があるとどうしても気になります。
「この科目さえ克服すれば、もっと良くなるのに」と、思ってしまいます。

不得意科目を克服することは、大切なことです。
できる限り、様々な方法で働きかけをして、少しでも苦手意識から脱出する方法を試みなければなりません。
でも、あまりに不得意科目の克服ばかりに集中しては、いけないと思います。
さらに苦手意識が大きくなるようでは逆効果です。
少し放って置くくらいの、気持ちの余裕が欲しいところです。

その子も、高校1年生になりました。
今は塾にも通わず、自己管理をしながら自分で勉強をしています。
小学生の頃に身につけた速読の力も使いながら、楽しく学校生活をエンジョイしているようです。

本を読むのが好きで、小学生の頃は大量の本を読んでいました。
それが大きく効を奏したのか、先日、論文懸賞に見事入選したそうです。
小学生の時に苦手だった国語の力が、見事に開花したのです。
それを聞いて、私もとてもうれしくなりました。

お母様がおっしゃっていた言葉がとても印象的でした。
「この子は、自分で考えながらやっているというのがよくわかります。やる時にはやるし、やれるという自信があるようです。この子と話をすると、こんなことまで知っているのかと、驚くこともあります。親の欲目かもしれませんが、いろいろな意味で育っているなあ、と実感できます。だから、親としては、一歩引きながら安心して見ていてやれます。」と。

小学生までのうちに、子どもに“本当の力”をつけてやり、“様々な種をまき”、中学生以降は、子どもが自立していくのを暖かく見守ってあげるというのが、一つの理想型でしょう。

お母様の笑顔が、今でも目に焼き付いています。081201

 

 

 Ruiko.H

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年10月31日 (金曜日)

【8】英単語1239語完全記憶達成!

10月12日(日)に今年6日目となる「高速学習記憶実践編」が行われました。
参加したのは、小5から中3までの17名。
朝から夜までの長時間に及ぶ集中講座です。

目標は、1日で英単語1239語を記憶すること。
中3の英単語を記憶し始めたM君は、あまり英語が得意ではなく、始めのうちは、なかなか集中できない様子でした。
でも最後まで頑張り通し、とうとう基本英単語1239語をすべて記憶してしまいまいた。

おめでとうsign03

     081018img_3632_2

高速学習の進級のルールは、50ずつの単語をテストし、90%以上の正解でないと再テストが繰り返されるというものです。
M君は、はじめ全く自信がなかったそうです。
でも、途中で行われるminiPAD(潜在能力開発講座)のたびに集中力をあげ、自分ではとうてい不可能だと思っていた完全記憶を達成してしまったのです。

M君の感想文を紹介します。081017img_3624
pencil今回、初めて高速学習を受けました。
ここに来る前は、朝から夜までひたすら勉強だと聞いていたので、元々勉強が苦手だった僕は、「そんなに勉強なんてできないよ!」と思いました。
でも、実際に来てみると、思っていたより長い時間集中して取り組めたので、「おっ!?これならいけるかも!」と思い、さらに続けたら頭にもスイスイ入って来るので、かなり楽しくできました。
ついに目標の「英単語1239語暗記」を達成することができたときは、本当に嬉しかったです。
最初に逸見先生と目標設定をしたとき、思い切って全部暗記を選択し、挑戦して良かったと思います。自分の力を信じ、目標を達成することができました。
人生で、一番集中でき、はかどった勉強でした。

Ruiko.H

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月30日 (木曜日)

【7】完全記憶達成おめでとう!

9月8日(日)に、今年5日目となる「高速学習記憶実践」が行われました。
今回は、小学5年生から高校生までの17名が参加しました。

朝から夜までの長時間にわたる集中講座ですが、みんな授業時間にはしっかり集中し、休憩時間にはリラックスして、うまく切り替えて最後まで集中力を絶やさず目標に向かって頑張りました。

目標は、5日間で、四谷大塚「四科のまとめ理・社」の完全記憶。
4名が、みごと達成しました! 
おめでとうsign03     

      081018img_2947_3

そのうちの3名の子どもの感想を紹介します。

pencil小6女子
今回の高速学習は、とても良かったです。私は、今までうまくできませんでしたが、2日間の後、家でやっていたらすごく頭に入りました。
今回の高速学習では、スイッチの入れ方のコツが分かってよかったです。スイッチの入れ方が分かると、自分が今まで、本気になっていなかったことがよく分かりました。
これからは、本気になって勉強をやろうと思いました。

pencil小6男子
この四科のまとめの暗記をやったので、自分の苦手分野が分かり、また、得意だと思っていた単元が、苦手だと気づきました。
ためになったと思うし、この高速記憶でやったことを今後の学習に生かそうと思いました。いつも勉強は、長続きしない僕ですが、今回はいつもより長続きし、「本気」でやれたと思います。

pencil小6男子
今日は、前の四日間の平均よりも2~3倍ものスピードでできました。
やはり、集中できたことと、頭に入りやすいという感覚がありました。この力を家でも生かせるようにしたいです。この五日間大変良かったです。

081018img_3587_2

子どもたちは、集中して記憶するという力をどんどん進化させているようです。
講座が終わった後は、とてもすがすがしい感じで、まだまだこれからもやれるというパワーにあふれていました。

 

 Ruiko.H

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月11日 (土曜日)

【6】ニガテ克服の秘密は?

勉強が苦手な子は、「自分は勉強ができない」と思い込んでいます。

記憶が苦手な子は、「自分は記憶ができない」と思い込んでいます。

まず、この苦手意識から脱却しなければなりません。

このような「思い込み」のことを「自己暗示」といいます。

この「自己暗示」は、よい方向に使えばとても大きな力を発揮しますが、悪い方向に使ってしまうと、せっかく持っている能力も発揮しにくくなります。

「私はできない」という自分に対するマイナスのイメージを払拭し、プラスのイメージに転じるためには、苦手は思い込み(自己暗示)にすぎないということを本人が納得することと、実際に「自分ができたというイメージ」を持つことが大切です。

1~4回までに登場した勉強が苦手な子たちも、「できない」と思い込み、自分自身で乗り越えられない壁を作り出してしまっていました。

そんな彼らがプラス思考になれるように、私たちが試みたのは、「イメージ」を使うトレーニングです。

強くイメージすると、そのイメージ通りに大きな力を発揮することができます。(IQ革命

「自分はできる」というポジティブイメージを持つトレーニングを始めると、だんだん彼らの目が輝きだしました。みんな自分に自信をもてるようになり、以前ならすぐに諦めていたことに対しても、果敢に取り組むようになりました。

今までできないと思っていたことが、スイスイできるようになると、今度はそれが面白くなってきて、苦手だった勉強も楽しくできるようになったのです。

こうなればもう完全に、自己暗示をプラスに働かせる良い循環にはまっていますから、次々と難しい問題へ挑戦していって、成績が飛躍的にアップしました。

私たちが教育に携わって約27年の間に、多くの子どもたちと出会い、さまざまな経験から得た実績を元に子どもや大人の能力開発を進め、大きな成果をあげており、みなさん学業や仕事に生かしています。081009

 Ruiko.H

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月 9日 (木曜日)

【5】脳の器を大きくする!

子どもの学力をアップさせるために、「どう教えるか」ということは、とても大切なことですが、教えたことをを受け取れる「受け皿」をきちんと作るというのは、さらに重要なことです。

多くの子どもたちは、器の大きさとは無関係に、たくさんのことを詰め込もうとしています。

特に入試は、通常のテストより難しいし、自分のレベルが上がれば上がるほど、問題の難易度も上がってくるので、誰でも余裕のある器というものが欲しいところです。

 

お正月のおせち料理を注文すると、三段重になっていて、「まぁ、よくきれいに詰め込んであるなあ」と思うくらいに、要領よくたくさんの品が入っていますよね。

教える側からすると、このおせち料理のように、決められた器の中に、いかに体よくたくさんの物を詰め込むか、という発想になってしまいがちです。

受け皿の方を大きくする、という発想があまりないのです。

 

家が広すぎて困っているという話はあまり聞きません。大抵は家の大きさよりも、家財道具の方が多くなってしまって、もっと広い家に引っ越したい、となるものです。

でも、もし家が東京ドームくらいの広さがあったらどうでしょう?

狭い家にあふれかえっていた家財道具すべてを並べても、全体から見れば、ちょこんとあるくらいで、ほとんどその量を実感することはないでしょう。まだまだ、いくらでも家具を増やす余裕があります。

つまり、「脳の器」を大きくすることができれば、たくさん詰め込むのに苦労していたのが嘘のように、何に対しても余裕を持っていくことができるのです。

 

 

また、普段どんなに真面目に頑張って勉強しても、本番で実力を発揮できなくては意味がありません。

本番で実力以上の力を発揮できるかできないかも、結局は本人のセルフコントロールの力ということになります。

 

私たちは、そのような力も身につけさせてあげたいと願い、研究を重ねるうち、子どもたちが目に見えて変わってきました。 081009

 

 

 

 

 

 

Ruiko.H

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月 7日 (火曜日)

【4】小1からでも難しいなあ~

もう20年以上前の、まだ塾を始めたばかりの頃の話です。
小さいうちからきちんと教えれば、どの子も同じように学力を上げることができるのではないか?ということで、小学1年生からの学習指導を始めました。

優秀な生徒も多かったのですが、その中に、小1のT君がいました。
T君の両親は共働きで、なかなか勉強をみてやることができないから、早いうちから塾に入れた方がいいだろうという判断からやってきたのです。

T君は「ひらがな」が満足に書けません。
ですから「カタカナ」はもちろんあやふやです。

彼は、書くことが大嫌いです。
ですから、宿題をやってきません。

ある時、彼は言いました。
「先生、ひらがなの“か”を書いて」私が白板に“か”を書くと、
「先生こんどは、その横にカタカナの“カ”を書いて」と言うので、言われたとおり書きました。するとT君は
「先生、ひらがなの“か”とカタカナの“カ”は同じでしょう?ぼくは、ひらがなの“か”は書けるよ。だからカタカナの“カ”は書けなくてもいいでしょう?」と言うのです。

どちらも同じ音ですから、理屈は確かに合っています。
もしかしたら、この子は頭の良い子なのでは?と思いました。

でも、そんな屁理屈を考える前に、さっさとカタカナを覚えてしまった方が早いんじゃないの?とも思ってしまいます。

それからは、どうしてもプリントをやらせようとする先生 VS それをしないですまそうとする生徒、の戦いになってしまうことも度々ありました。

 

1学期最後の授業の日、「宿題をやってこなければ、やり終えるまで居残りよ」という約束を実行に移そうとしたとき、彼のほおに、一筋の光るものが見えました。

このとき、教師として「大きな無力感」に襲われました。
私たちがやっていることは、お父さん、お母さんと何ら変わらないではないか?
やりたくない生徒を無理矢理やらせるしかないのであれば、本当のプロとは言えないのではないか?

そう思った時、何かやり方が違うと気付きました。単にプリントをやらせ、書かせるという方法以外に、もっといい方法はないものか?

優秀な子もそうでない子も、すべての生徒がより成果を上げることのできる方法を、そのときから模索し始めました。

 081007

 

 

 

Ruiko.H

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月 6日 (月曜日)

【3】学年30位の子がトップに!

とてもまじめで、勉強はきちんとやるタイプの、中3の男の子がいました。

成績は、ほとんどが5で4がちらほらある程度。

でも、こんなに優秀な彼にも、悩みがありました。

普段の勉強の時は、いつも100点を取れるのですが、中間や期末テストになると、緊張してしまい、いつもの実力が発揮できないのです。

実力的には学年トップになってもおかしくないはずなのに、テストになるとうまくいかないのです。

そこで、メンタルトレーニングを始めました。テストでうまくいくよう、自己暗示をかけるのです。その方法は、

〈2〉「緊張しないぞ」という自己暗示は有効か?でご紹介したとおり、『成功する自分』や『リラックスしている自分』をイメージします。
それと同時に、「テストで、ゆったりと冷静に取り組むことができ、自分の実力を思う存分発揮できる」と、言葉でも言い聞かせるのです。

 

その自己暗示がうまくいけば、喜びの体験とともに、新たな『成功』のイメージを得ることができます。その瞬間からそれは『成功体験』となって、より深く強い『成功のイメージ』として残ります。


彼は、みごとに実力を発揮することができるようになり、とうとう念願の学年トップの成績を修めることができました。

卒業後は、東京都立立川高校に入学し、そのあと早稲田大学と筑波大学に合格し、結局国立筑波大学に進学しました。将来は、野球選手の健康や、筋力トレーニングなどを管理するマネージャーになりたい、という希望をかなえるために選んだ進路です。

 

私たちの教室には、【1】あ~あ、大変だ~!
【2】もっとすごいぞ!手ごわいぞ!で紹介したような、勉強が不得意な子たちもいれば、トップレベルの国公私立高校から、国立、早慶レベルの大学へ進学するような成績優秀な子まで、いろいろな子が通ってきます。

このように、できる子やできない子は、
     どこが、どう違うのだろう?

     どうすれば、どの子も学力を伸ばすことができるのだろう?

という疑問がわいてきました。081006

そこで、一つの仮説を立て、小学校1年生からのクラスを設置することにしました。

 

 

 

 Ruiko.H    

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月27日 (土曜日)

【2】 もっとすごいぞ!手ごわいぞ!

今度やってきたのは、中学2年の女の子です。なんと、その子の通信簿は、電信柱とあひるの行列です。1と2ばかりで3以上がないのです。当時は、最低でも3と2が半々くらいはないと、高校へは行けませんでした。

性格はとても穏やかで、気さくで素直でとてもいい子でした。友達もたくさんいて、バレーボール部に所属しているのですが、後輩の面倒見もよい子でした。

でも、肝腎の頭がついていけません。なんといっても、正負の数の計算がまともにできません。英語で“book”が書けません。数学の成績は、二桁をとったことがない、つまり、0~9点しかとったことがないのです。

これには参りました。

お父さんは、現状をよく心得ていらっしゃって、父母面談にいらしたときも、「こいつは、誰からでも好かれるやつだから、中卒でもいいだろう!」とおっしゃいます。

すると、脇からお母さんが、「あなた、中卒なんてとんでもない!今どき、高校にも行かなかったら、就職なんてできないわよ」と訴えます。高校には是が非でも入ってもらいたいという、母親の情熱を感じました。

でも、現状を見ると、こりゃ大変・・・なものでした。

「とにかく、ベストを尽くすしかありません。集団授業は、この子にとってはレベルが高いので、英・数の個別指導を行います。とにかく毎日通わせてください。おそらくこの子は、家では勉強しないでしょう。ですから、授業がない日は、私たちが担当している他のクラスの、一番後ろの席で自習をさせて、授業の合間に指導を行いましょう。」

ということで、毎日来てもらいました。

その子が偉いのは、ちゃんと毎日やってきて、自分が中2にもかかわらず、中1だろうが小6だろうが、学年が下のクラスにも平気で入っていって、自習を続けたことでした。

  

「○○ちゃん、毎日通って来るの大変だけど大丈夫?」

と聞くと、部活で日に焼けた顔をあげて、ちょっとはにかみながら、

「だいじょうぶです!happy01」と力強く答えて、はじけるような笑顔を見せてくれます。

この子は勉強が得意ではないけれど、根性があるし、本当に素直な子だなあと、感心する場面も多々ありました。人間として、偉いなあと思う部分がありました。

このようなところがあるというのは、自分の力を伸ばすのに、重要なことなんだと思います。

    080922_2

Ruiko.H

  

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月26日 (金曜日)

【1】 あ~あ、大変だ~!

私はいま、たくさんの子どもたちに囲まれて毎週授業をしています。

小さい子は、まだ幼稚園に行かない1歳くらいの子から、幼稚園児、小学生、中、高、大学生、そして大人の方まで、幅広い授業を担当しています。

20年以上教育の仕事に携わってきて、本当に、この仕事が「天職」だと思っています。

私が初めて教えたのは、小5の男の子でした。

この子は、体がとても小さく弱々しい子で、蚊の鳴くような声しか出ないので、会話をするのにも一苦労でした。

算数が とにかくできない。もう5年生なのに、4年生の単元もあやふやなところがありました。こうなると、個別にみてあげるしかありません。

彼がわからないところを、一つ一つクリアしていく作業が始まりました。彼専用の授業ノートを作り、細かく授業の状況を記録して分析し、その理解度を測る。この繰り返しでした。

月例テストの時は、たどたどしく運ぶ鉛筆の先を見つめながら、1点でも多く取って、少しでも自信をつけてほしいと、祈るような気持ちで見守っていたのを今でも覚えています。

その1ヶ月後に通い始めた子は、小6の女の子でした。この子も、同じように算数ができませんでした。字を書いては消し、書いては消すという子で、机の上は、いつも消しゴムのカスでいっぱい。「わたしは自信がありませんdespair」といつも訴えかけているような子でした。

この二人に共通していたのは、

     理解する力が足りないので、同じことを何度も繰り返さなければならない

     何度も繰り返してやっと理解しても、次の週にはすっかり忘れている

     一度できるようになっても、元に戻ってしまう感覚がある

このままでいくと、中学校に上がってから大変なことになるな、と容易に予測できました。

でも、本人たちの顔をみると、ふざけているのでもなければ、まったくやる気がないわけでもありません。お世辞にも、やる気がみなぎっているとは言えませんが・・・。

とにかく時間をかけて、こちらが諦めることなく、しつこく何度も教えていく。この連続でした。

本当にこれでよいのか?

これを続けていけばいいのか?

教わる方も大変だと思うのですが、教える方も結構つらいものがあります。

そんな日々を送っているときに、もっともっと「強者」と呼べる子が入ってきました。

中2の女の子です・・・。

 Ruiko.H      080922

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)