〈終〉子どもの気持ちになって
小学生の時期というのは、とても大事なときであるとともに、成長する中でも非常に特殊な時期です。
この時期のいちばんの特徴は、ストレスが少ない時期だということです。
日本ではたいていの小学生は、今日食べれるかどうかという心配がありません。それに、まだ自我に目覚める年齢でもないので、アイデンティティを捜し求めるということもありません。
そのために、どんな相手でも比較的にたやすく受け入れることができ、親が強く「こうしなさい」といえば、さほど抵抗せずに従います。
2つ目の特徴は、おとなと幼児が同居しているということです。とてもおとなびた言い方をしたかと思えば、幼稚園児のような態度をとったりすることがあり、周囲のおとなたちが振り回されてしまうこともよくあります。
そしてなにより大切なのは、この時期は「自分の好きなことに没頭できる」環境が手に入りやすい時期だということです。
「没頭すること」=「夢中になれる力」が大事なのです。
中学、高校と進んでおとなになるにつれて、小学生のときほど没頭するチャンスがなくなってきます。
人生において、いちばん屈託なく過ごせて、いちばん楽しい時期に「我を忘れて没頭した経験」=「集中して何かをやった経験」を持ったかどうかは、その後のその子の人生に大きな影響を及ぼすでしょう。
こんなに大切な時期に、親の価値観を押し付けて、本人の意思を無視して強制的に勉強をさせたり、いやな体験をした記憶を残してはなりません。
好きなことを伸び伸びできる、そんな体験が確実に子どもの能力を伸ばします。親は、その環境を整える努力をして、静かに見守ってあげる努力をすればいいのです。
子どものIQを伸ばし、潜在能力を引き出そう、と考えるときにも、あくまで「子どものために」「子どもの立場で」「子どもの気持ちになって」向き合わなければなりません。
ヘーグルのメソッドは、子どもたちの心に安息の地を築くものでありたいと考えています。
~あとがき~
これまで『超 IQ革命』をお読みいただき、ありがとうございました。
私たちは、27年ほど前から教育現場に立っております。
通常は、教える側が10の力で教えたとしても、学ぶ側が出せる結果は3とか4くらいということが多く、10の結果が出ることは少ないと思います。ところが、現在行っているヘーグル教育は、10の力で100や1000の結果が出ることも珍しくありません。
本書には、実際に子どもたちが体験した、100や1000の結果についても書かれています。
興味を持たれた方には、ぜひ『超 IQ革命』人間の天才力を引き出す驚異のメソッドをお読みいただきたいと思います。
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